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山田征さんの座談会〜原発をやめるために いま、私たちにできること〜 に行ってきました。

山田征さん プロフィール
東京都三鷹市在住。
環境ジャーナリストの広瀬隆さんとともに、40年近く原発問題などに取り組んできた女性。
原発のこと、食べ物のこと、学校給食のこと、みんなでお店を作ったり、白保の空港問題で走り回ったり、日本に限らず世界中あちこちの環境問題、自然保護運動など、さまざまな問題に関わる。
著書:山田さんちのひとりNGO−「ニライカナイ・ユー通信」、ただの主婦に出来たこと 他。


私個人的には、征さんが毎月発行されている菜の花通信は知り合いを通じてちょこちょこと拝見していて、その熱心さと活動の幅の広さには並々ならぬものを感じていたのですが、実際会ってみると、実に優しい語り口の、物腰の柔らかな普通のおばちゃん。4人の娘さんと7人のお孫さんがいらっしゃるそう。

「30代から給食問題や合成洗剤、原発のこと、いろいろな運動に関わってきましたが、肩書は何もないただの主婦ですよ」
こんな感じで、ゆっくりと穏やかに征さんの想うところをいろいろと語ってくださいました。


内容が盛りだくさんで、ちょっと今日は時間もなくシェアしきれないのですが、私が衝撃を受けた要点だけ。

その1、日本中の「原発なくても」停電しないわけ!!

まず、原発の基本的なシステムはというと…
原発はそれ自体で独立している存在ではない。
すべての原発(世界中の原発すべて)は、同じ出力の火力発電(もしくは水力発電)とセットであるということ。(これをバックアップ電源という)

つまり100万kw出力できる原子力発電所を作る際には、必ずセットで100万kw出力できる火力発電所も作る、ということです。

で、この2種類の電力はシーソーのような関係。
片方が上がれば、片方は下がる。原子力100の時には火力はほぼ0、お休み状態。
ということは、原子力0の時には火力を100でもいいわけ。

しかも、一旦フル稼働したら出力調整ができない原子力とは違い、火力は出力調整ができる。
必要な分だけ動かしたりすればいいわけです。

この情報は、福島原発6号炉と東海原発2号炉の建設・総監督をした元GEエンジニアの菊池洋一さんからのもの。
技術者たちは知っている「当たり前」のことなんでしょうが、いやー、知らなかった。不勉強を反省。

田中優さんも「原発なくても電気は足りてる」と電力使用のグラフで示してくれてましたが、私にはこの征さんの説明がすとんと腑に落ちました。「あ、だからやっぱり要らないのね」と。


その2、再生可能エネルギーのからくり

次に征さんが危惧されていたのが、「原発の代わりに、自然エネルギー」の風潮。

そもそも、上記のような理由で、「電気は足りてる」わけです。
(ついでに言うと、これから日本は少子化へ向かうので、電力使用量は落ち込むはず)

わざわざ自然エネルギーを開発する必要もない。
それどころか、太陽光発電、風力発電が普及することによる弊害も多数あるんだそうです。。
(詳しい資料あるので、知りたい方はご連絡ください)

この手の発電設備がたくさんできると、ここから生まれる電気を電力会社が買い取り、その買い取りにかかった費用は私たちの支払う電気料金に上乗せされます。
(そもそも、原発を作る費用なども電気料金に乗っかって、しっかり払わせられている)

今すでに「太陽光発電促進付加金」として、各家庭、月2〜21円を負担しています。
今後再生可能エネルギーによる発電が進むと、同じく「……促進付加金」というもので家庭に上乗せ。
電力会社は痛くもかゆくもない仕組み。やっぱり、おかしい。


その3、腹をくくること
2時間があっという間に過ぎて、給食のことで質問をしたお母さんの問いに答えるために、征さんが一枚のグラフを広げました。

自身の被爆体験を原点に、被爆者治療と核廃絶運動に関わり続けてきた「被爆医師」 肥田舜太郎さんがまとめられた「乳がん死者・死産の人数の移り変わりのグラフ−東北数県分」でした。

一目瞭然。
チェルノブイリ事故の10年後から、グラフの山が跳ね上がっていました。
チェルノブイリから4000km離れた日本での、ガン死者数の急増の図です。

福島の10年後。
日本の10年後。
もう、目をそらすことのできない現実を見せつけられた気がしました。
まずは腹をくくって、覚悟すること。

そして何を選択して生きていくか。ベストは何か。

問題は原発だけではありません。
日常の食事、洗剤、ライフスタイル…
自分のいのちに直結するすべてのことを見つめていくこと。

それが大事だと静かに、力強く語られました。

ぱっと見の穏やかさの中に、さすが、気骨があるいうか、これまでの活動で培われたのであろう揺るがない信念をひしひしと感じました。


会いに行ける方は、ぜひ、お話を聴かれてみてください。
山田征さん。素敵な方です。

今夜、19時からJR古賀駅前のひふみでも座談会があるそうです。
お問い合わせ:オーガニック広場 ひふみ 092-944-5755



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コメント
あゆ氏
ありがとう〜(^。^)
「腹をくくる」というのはそう言うことだったのか…。
辛いです。でも今出来ることをやらねばね。そして子供達には希望の光を引き継いで行かなきゃね。
  • by ちか
  • 2011/10/14 11:25 PM
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